強制執行(建物明渡)の申請|建物明渡請求事件 パート8

7月中旬をすぎ一気に夏が爆発的な暑さに!事務所の冷暖房エアコンを補完するために、生まれて初めてサーキュレーターを購入しました。いまいち効果的な使い方がわかってないので、検証中のヨネですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

前回のあらすじ

強制執行に必要な書類「送達証明書」「執行文」を簡易裁判所で取得し、そのまま執行官室へ向かった。

強制執行の申請

建物の明け渡し
建物の明け渡し

執行官室に受け取りホヤホヤの「送達証明書」と「執行文」に加えて準備していた「予納金7万円(実際はたっぷり持参)」「印鑑」を持参し、強制執行したいと申し出たところ、執行官さんが丁寧に対応してくれた。

まず申請書に記入。判決文には「明け渡せ」と「金を払え」と2つの趣旨が載っており、今回のメインの私の強制執行の目的は「建物を明け渡してもらおうという趣旨」なので「建物明渡」みたいな欄に丸とかしながら記入していきました。

「金を払え」のお墨付きをもらっているから、差押えれるものを見つけたら速攻差押えしてみたいな・・・・費用対効果が悪そうだけど・・・人生経験のため(汗)

申請書を書き込んでいっていたところ、建物明渡の強制執行の申請になるので、どの建物を明け渡させるのか特定させる必要があります。話し聞いていると、判決文の中で明け渡せという建物の目録がついているので、その写しを出せばよいようで・・・・

うぅぅぅ 裁判所に有料コピーサービスなんてないので、近くのセブンイレブンかローソンか県庁の売店とかでコピーを取らなければいけないやんかー ということで、今期はカクカクシカジカな方法でコピーを取得し目録の写しを提出。

また、強制執行関連の謄本(何枚かあるようだ)があとで必要かって言われたけどよくわからない。枚数によって数百円いるようだ、強制執行した事実にした書面なのだろうがどういう時に使うかしらんけど、勉強のためくださいといってチェックをいれた(笑)

また次に、判決文の還付が必要か?って聞かれたけど、建物明渡以外の金銭の件も判決が載っているから、還付は必要だろうねということで、お願いした。

最後に、債務者との関係のヒアリング表みたいなものを埋めていきました。今までの経緯とか、中の状況とか、寝たきりの人に中にいないかとか、介護が必要な人がいないかとか、債務者のもの搬出や保管の業者はどうするとか。状況はそのまんま書き込んで、業者については微妙だったけど、執行官さんのやりやすい方法で良いという方向性を示したら、執行官さんにて業者手配することになった。

予納金は1筆7万円と電話で聞いていたが、区分所有の1部屋分(単位は不明)は予定通り7万円でよかったようだ。執行官さんから予納金7万円支払うための、裁判所内の文書をもらい、会計課みたいな場所に7万円を持っていった。

払って終わりかなと思ったところ、予納金が余ったときに裁判所から私にお金を返金するための金融機関情報が必要とかいうじゃないか!?教えといてくれよーと思ったが、一般人慣れしていない裁判所なので残念ながらそこまでの対応は予定していないのだろう。素人さんが自分で強制執行の申請するときには、注意されたし。すぐに嫁さんに電話したら、電話がつながり金融機関情報を聞き取り解決。これで、「執行官予納金」として7万円裁判所が受け取りましたよという「保管金受領証書」を頂いた。

んでもって、執行官室に戻って執行官さんと強制執行の通称「催告」の打ち合わせ。強制執行といっても、いきなり訪問してどかんと荷物を搬出するわけじゃなくて、執行官から債務者に明け渡せという「催告」をまず実施し、それでも明け渡さない場合は「◯月◯日」に強制執行を実施すると表明することになる。

この催告の今回の登場人物は、「執行官」「執行補助者(業者)」「立会人」「私」あたり。カギの解錠が必要な場合は、カギ屋さんとかも必要だと思われる。各登場人物の空いている日程を調整して、「催告」の日時が決定。申請して約1週間後が催告で思ったより、早く対応してくれるなと感じた。登場人物の予定次第だろうが。

強制執行の申請はかれこれ1時間弱くらいかかっただろうか。夕方ギリギリに行っても対応してもらえない可能性がありそうですね。

とまぁ、なんとか強制執行の「催告」の予定までこぎつけたヨネでした(*^^*) 次回は、催告そして断行へとうまく進むでしょうか!?また今度その模様をお届けしまーす。アディオス(^_^)/~

(注意)ブログ投稿のタイミングと実際のタイミングにはタイムラグがありますのでご了承くださいm(_ _)m