日本の歴史初心者にぴったりの大分県中津市

大分県中津市のマンホール
大分県中津市のマンホール

先週末、ライオンズクラブの会議が大分県中津市であったわけでして・・・宮崎市内に住んでいるわけでして・・・東京の人からしたら、大分県も宮崎県も九州だし近いだろうと思っているかと・・・そう、近いんです!だって隣県だもん。そりゃ近いわ!

しかし・・・宮崎が陸の孤島と呼ばれているのは交通網なんです・・・数年前に、東九州自動車道がやっと開通したところですが、まだまだまだまだ九州内で10周(1周ってどれくらいよw)くらい遅れてまして・・・鹿児島から福岡までは新幹線が開通してまして・・・

(途中省略)

てなわけで、宮崎市から中津市まで、車で約4時間、特急電車で約4時間と相当遠いです・・・んなわけで、言いたいのは中津市へ行くことはほとんどないと言いたいわけです(笑)前回、訪問したときは耶馬渓とか羅漢寺とか山手のほういって、街中までまわる時間がとれませんでした。

今回は満を持して準備して訪問しました。結果としては、面白い街だなと実感。サクサクまわる人だったら、午前中レンタサイクルで、町家や日本家屋のような古いたてものを見ながら、「中津市歴史博物館」「中津城跡」「福沢諭吉旧宅」訪問して、寺町のたくさんのお寺さんを眺めながら中津駅という感じでまわれると思います。そして午後耶馬渓でしょうか。

今回は、10時半から16時半くらいまで約6時間のんびり回ってきました。もうちょっと暖かかったら、もうちょっとゆっくりできたかな。

参考スケジュール

JR宮崎駅5:55で特急列車でスタート。途中大分駅で乗り換えて、中津駅へ10時頃到着。朝一だったからか、指定席の特急券でネット購入で5500円前後。

中津駅近くのホテルへスーツケースだけ預かってもらい、リュック一つで、中津耶馬渓観光協会へ自転車を借りにGO。4時間300円。9時から17時だったかな。電動自転車はなさげ。4時間以上はプラス料金でOK。

当初ネットで予習していたルートがあったのだが・・・・観光協会の人がアドバイスをくれた!「中津市歴史博物館」にまず訪問して、中津の歴史などを学んでから「中津城跡」「福沢諭吉旧宅」のコース。そのとおりしたが、バッチリのアドバイス。

中津市歴史博物館は2019年秋にオープンしたばっかりのようだった。なんで、ネットやら観光資料やら地図やらの中津情報には博物館情報がない想定になっているようだ。

中津市歴史博物館

ということで、中津駅前の観光協会からレンタサイクルで博物館へ向かった。まずは駅前に、福沢諭吉像がお出迎え。そして、中津市オリジナルカラーマンホールや黒田官兵衛のキャラマンホールが駅前でお出迎え。

振り返ってみると、中津市内至るところに道標(標識)があった。地面から立て看板からあちこちに。宮崎市内より大幅に多いのではないだろうか。また、中津市出身?関連?の偉人の名前や説明も至るところに。素晴らしい。一枚一枚読んでいたら、かなり時間がかかります。

その上、町家や日本家屋のような古い建物や景観になじませたような和風の建物が次から次にあらわれてきます。自転車で移動していただけに特に、民家の門が立派でした。すごく古い門から、新しめの門から、瓦のついた土塀+門のセットが日本人?の心をくすぐります。将来なにか成功したら、そういう家を建ててみたいと思ったくらいです。

そうしているうちに、キレイでオシャレな施設を発見!これが中津市歴史博物館でした。今風な看板にデザインに洒落ています。自転車置場に置いたところ、こちらでもレンタサイクルがあるようです。車で中津城の広い駐車場に駐車して、すぐ横の博物館で自転車を借りての街ブラもよさそうですね。

窓口で、特別展(200円プラス)と博物館、中津城天守、福沢諭吉記念館と旧宅の3点セットのチケット(700円)を購入。

まず特別展へ。黒田官兵衛と福沢諭吉に関する資料がたくさん集められていました。で、思わずびっくりしたのが、あの有名な「茶碗の兜」の本物が置いてありました!「あるんだ!」あの特徴的な兜が存在しているとは思いもしませんでした。「白檀塗合子形兜」。写真は禁止なのでありませんのでポスターでどうぞ。

ネットでは「銀白檀塗合子形兜」という表記もありますね。通常は岩手県盛岡市で保管されているようで、特別展用に借りてきているようです。とても貴重ですね。ほんのり朱色が見えるので、もともとは全体が朱色だったんでしょうね。

大量という感じではなかったですが、福沢諭吉がイギリスから子供ように持ち帰った?とかいう乳母車みたいなものがあったり、要所要所の展示や解説で大満足

通常の展示では古墳時代から現代まで。コンパクトながらまとまっていて通常展示も面白かったです。仏像情報もそこそこあり。

通常展示の奥には、大きな窓の前に石垣が広がっています。これが中津城の石垣(ほどんど当時のもの)が左右に広がって気持ちがいいです。

その横では、解説用シアターが準備されています。このシアターの最後の演出も好きです。ネタバレになるので最後の演出は口止めしときます。またその奥にはカフェがあり!いい♪ここでのんびり甘いものやコーヒーを頂きながら石垣を眺めたいものです。

しかーし、それではラーメンを食べる時間がとれないので断念><

宝来軒本店

ということで、中津城に早く行こうとしたのですが、周るのに時間を要するので、目の前の中津城の石垣、そして石垣のすぐ奥の曲輪を諦めてまずラーメン屋さんへ向かいました。自転車で5分から10分でしょうか。

店内にはサラリーマン風の2人組が2バディ。派手な外観に、内装は昔ながらのラーメン屋さんという感じです。ラーメンの写真が載ったわかりやすいメニューを見ながら、今年は「野菜+ラーメン」がテーマなので、「ネギラーメン」を注文。

上の立て札メニューもあるのですが、そちらのほうが100円高いです!えっ、どうもテーブルのA4サイズくらのメニューは料金変更をやっていないようです(笑)なんとも田舎ならではの光景で微笑ましいですね(汗)

また店内には「ライオンズクラブ国際協会337-B地区第62回地区年次大会 ライオンズクラブ推奨店」なる張り紙があります。ライオンズクラブのPRになり素晴らしいですね。てか、今年が「第66回」だと思うので、4年間は貼られていたようです。

スープは豚骨で、ちょっと豚ちっくな匂いがしましたが、旨味が口の中に広がりウマーベラス。ラーメンが極細麺でスープをいっぱい掬いとってくれてこれまたつるつる美味しい

具材もネギラーメンだけに、たっぷり。ネギといっても、「小ねぎ」「長ネギ」「白髪ネギ」と3種類も!そして、もやし、海苔、チャーシュー、ごま。んで、キムチのようなメンマが初体験でした。普通のメンマがいいけど、おもしろかったです。

みんな替え玉してたけど、当然替え玉はなし!「全部乗せ」、「替え玉」、「大盛り」、「ココ壱の普通ライス300g」は4,5年前からの禁忌なんです・・・・(全部乗せは2,3回破ったけど、それ以外は守っている)

メニューにはなかったけど、ビールを聞いてみるとアサヒスーパードライの瓶のみあるようでした。

金曜と土曜日の夜は営業していることを確認して、次の予定中津城へ向かいました。

中津城跡

誰かからか、ネットからか、中津城天守は個人所有とのことですね。登記されているんでしょうね。ぐぐってみると(中津城公式ホームページ)、旧藩主奥平家や寄付で1964年(昭和39年)築城されたとあり、2011年(平成23年)に新たな運営会社にっとありました。

まずは、中津城をぐるっと一周してみました。

それから、天守前のお土産屋へ。えー実はこのお土産屋と思っていた場所が、黒田官兵衛資料館だったようです。確かに説明とかあったし、専属説明員みたいな人がなんでも聞いてねアピールが大きかったですが、黒田官兵衛資料館だとは思ってませんでした(笑)特定のタグ(たぶん2つ)でインスタにアップしてそれを見せると缶バッチもらえるっと標記されてました。

そして、3枚つづりチケットを出し天守内の資料室へ。入ってすぐのところに、続日本100名城スタンプが置いてありました。過去に1回スタンプ台なくして、今2冊と思って解説本2つ持参したのですが、どうも1冊は解説本内にスタンプ押せて、他方はそうじゃなくて、その別冊はなくしているようです(笑)まぁ、これも早い時期に無くしそうな気がします(汗)

資料館で印象に残っているのは、長篠の戦いの特別展示?コーナー。奥平氏の歴史や、奥平氏が長篠の戦いで活躍した解説などありました。どういう流れで、中津にきたのかはすいませんよく知りません>< 後日調べます。

天守内はところどころ撮影禁止のようです。あー、あと国際ロータリークラブの日本人発の国際会長が中津市の方かなにかでロータリークラブの展示がかなり占めていました。歴代藩主とも関わりが強いのかもしれません。

そうそう、中津城って、天守が石垣から結構出っ張ってて面白いですよね。重心?バランス?予定外?よくわかりませんが(笑)

北側の石垣には、黒田時代の石垣に細川時代の石垣がプラスされている光景がはっきりわかって面白いです。

黒田官兵衛は正室光姫のみで、側室を置かなかったんですね。夫婦和合の象徴のような説明もありますね。仲睦まじいものです。まぁ、黒田長政が育ってくれたのでよかったんでしょうかね。ぐぐるとwkipediaで黒田熊之助って次男の名前もでてきますが、16才で亡くなられていますね、合掌。

福沢諭吉旧宅(福澤記念館)

(途中疲れて打ち込み放棄w 多分もう仕上げれないw)

(以下、備忘録)

  • 独立自尊、天は人の上に人をつくらず人の下に人をつくらず。
  • 適塾(緒方洪庵)へ。適塾の塾頭にもたってる。
  • 砲術の勉強と藩に嘘の申請して勉強しに行った。
  • 慶應義塾の出身の政治家群との集合写真が圧巻。その中で、唯一総理大臣になったのが犬養毅とか。
  • 福沢諭吉の葬儀に参列者(葬儀の行進?)が1万5千人(写真あり)。
  • 「00000・・・1号のお札」現物あり。版が変更になってからの「00000・・・1号」のお札も現物があり。
  • 200年級の立派な藤が敷地内にあり。
  • 福澤諭吉が勉強した土蔵がある。
  • 今ググって知ったが国指定史跡。
  • 観覧者少し。入口の横の図書室か休憩室の福澤諭吉のビデオが一番わかりやすい。
  • 駐車場に中津ライオンズクラブ寄贈の時計台がある。
  • 外にお土産屋?みたいな福澤茶屋があるが、ジモティ以外は敷居が高い空気で、20秒で出た(汗)

寺町

福沢諭吉旧宅(資料館)から南にいくとすぐ、時代時代のお寺が立ち並ぶ「寺町」。中津市寺町と住所にもなってますね。事前の予習では、何軒かおすすめのお寺があったのですが・・・どうも、入り辛い。

時間もたっぷりあるということもなかったので、道路から眺めるだけに終わりました。赤い壁のお寺は印象的ですね。

偉人の街(蘭学他)

福沢諭吉を筆頭に蘭学を学んだ偉人が多いようで、「ターヘル・アナトミア」を杉田玄白らとともに翻訳した前野良沢も中津藩のお医者さんのようです。おすすめの施設で、お医者さん系もありましたが、タイムオーバー。しかしながら、有名人がいっぱいで、日本史初心者の私にも馴染みのある方が多し。

街中に、偉人の名前や解説があるのが楽しかったです。

最後に

えっととりあえず、ざざーーーーと、中津を訪問してすでに6日くらい経ってますが、忘れないうちに記述しました。てか、かなり忘れているでしょうけど・・・・写真はとりあえず無し・・・写真を追加しながらまた編集していこうと思います。

中津駅近くのアーケードや街中に人が少なく感じました。8万人ちょっとの人口のようですね。北九州から近くて、海辺からは向こう岸(山口県?たぶん四国じゃないね)が見え、交通の便など立地が良いので、これからもこの規模で維持できそうな街に感じました。

とまぁ、ブログ記事に写真を1枚もいれずにとりあえずアップしようとしたけど、アイキャッチ画像くらいはと・・・どれにしようかな・・・と中津を思い出しているヨネでした。今度は家族と「耶馬溪+中津中心地」を1泊2日くらいで訪問してみたいものです(*^^*) アディオス(^_^)/~